Fate/grandorder外伝(2)~Alice in Nightmare~

Fate/grandorder外伝(2)~Alice in Nightmare~
  • 1 sing 2018-07-22 21:02:10 Sg2OHsjubIzbGaX

    ─それは少女が視た『悪夢』の物語

    ※ほぼオリジナル・完全妄想・オリキャラあり
    さらにキャラ崩壊等もあると思うので苦手な方は
    ブラウザバックをお願いします

    • 2 sing 2018-07-22 21:08:24 Sg2OHsjubIzbGaX

      >>1

      登場人物
      ・立花(ぐだ子)
      ・マシュ
      ・ナーサリー・ライム
      ・アビゲイル
      ・アーサー・ペンドラゴン
      ・オリジナルキャラ複数
      ※アビゲイル、アーサーについては私自身のカルデアに召喚されていないので口調に若干不安があります

      なお、更新は不定期
      私自身がやってみようと思う書き方でお話を書いていきますのでおかしな部分もあるかと思いますがご了承ください
      頑張ってホラー風目指して頑張る所存です(苦笑)
      若干のグロテスク表現はあるかもです

  • 3 sing 2018-07-22 21:23:11 Sg2OHsjubIzbGaX

    (プロローグ…)


    ───遊びましょう


    朝の日差しを浴びて、窓を開けて

    外の清々しい空気を吸い込んで

    空を見上げて、飛んでいる鳥たちにニッコリして

    『今日も楽しい1日になるといいな』
    と願ったりして

    寝巻きからお気に入りのワンピースに着替えて

    朝食をとるために階段を降りて

    広いテーブルでパンケーキを食べて

    甘いレモネードを飲みながら

    『今日はどんなお客様が来るかしら』
    と心を弾ませて

    食器を片付けたらすぐに玄関まで駆けて

    勢いよくドアを開けて…


    あぁ、今日も良い1日になるのだわ
    だってこんなに天気が良いのですもの

    あぁ、神様ありがとう
    今日はなんだか特別な事が起きそうだわ


    楽しみだわ、楽しみだわ、楽しみだわ
    今度は何して遊ぼうかしら?
    どんな事して遊べるかしら?


    遊びましょう、遊びましょう、遊びましょう

    そして───



    ───殺しましょう(遊びましょう)

  • 4 sing 2018-07-22 22:12:51 Sg2OHsjubIzbGaX

    (立花目線…)


    異常発生、とダヴィンチちゃんから聞いた私はその異常の調査の為にマシュ達とレイシフトしていた。

    マシュの他に一緒に来てるのはナーサリーと
    アビー、それとアーサー。皆頼れる仲間達だ。

    真面目な調査、との事だけど、レイシフトした場所が草原でしかも風とか太陽の日差しがポカポカして気持ち良かった。つい日向ぼっこしたくなってしまうような…

    マシュ「風が…気持ちいいですね…」

    ナーサリー「ふぁあ…なんだか眠くなってきたわ…」

    アビゲイル「だ、駄目よナーサリー。私達、遊びに来たのではないのだもの。起きて」

    少し眠たそうにしてるナーサリーに注意するアビー。
    小さい子可愛いなー、和むなー、とつい頬を緩ませる

    アーサー「はは。まぁこう心地よい場所だと眠くなる気持ちはよくわかるよ。ここら辺はピクニックとかに良さそうだしね」

    と笑顔でアーサーが言う。

    アーサー「でもあくまで僕達はここには調査に来ている訳だから、油断はしないようにね」

    「はーい!」と可愛く返事するナーサリーとアビー。…なんだろうこの子供たちと保護者って感じの…

    まぁ確かに異常がある風には見えないこの和やかな場所だけどもダヴィンチちゃんが間違える事はないと思うし、なかったらなかったでお散歩して帰ろうか、と思いながらカルデアに連絡をとってみる。

    立花「…それで、どこら辺に異常があったの?ダヴィンチちゃん?」

    ……………?
    返事がない…?

    立花「あれ、ダヴィンチちゃん?ダヴィンチちゃーん?」

    マシュ「どうかしましたか?先輩」

    不思議そうにマシュが聞いてくる。

    立花「いやね、なんか連絡がとれないっぽい…」

    「え?」とマシュもカルデアに連絡をしてみる。

    マシュ「…確かに応答がありません。というか、カルデアと通信が繋がってないみたいです」

    「え!?」と驚愕の声をあげる私。

    マシュ「………駄目ですね、何度やっても繋がる気配がありません…」

    立花「……どうしよう…」

    血の気が引いていくのがわかる。
    色んな場所にレイシフトしてうまくカルデアと繋がらない、なんて事は度々あったりはしたから慣れてたりはするのだろうけど、こんな和やかな場所でそんなことになるとは予想もしてなかったから不安にかられてしまう。

    マシュ「だ、大丈夫ですよ!通信が繋がらないだけです!きっとすぐに元に戻りますよ!」

    マシュが慰めてくれる。…うぅー、優しい後輩だ…

    ナーサリー「そうよマスター」

    アビゲイル「私達がついているわ」

    いつの間にかナーサリーとアビーが私の元に来ていて私の手を握っている。

    アーサー「心配することはないよ、マスター。何かあっても僕達が守るから」

    アーサーが笑顔で言ってくれる。
    …うー、皆優しい…

    そうだよね、不安になってても仕方ないし、皆がついててくれてるもんね。
    それに私はマスターだ。皆を纏める立場でもある。
    だからしっかりしないと…

    立花「…うん、ありがとう皆」

    皆に笑顔を向ける。
    皆はホッとした笑顔を向けてくれる。

    うん、これだけでも頑張れる気がするぞぉ!

    立花「うーん…じゃあ通信が繋がるまで異常の原因を探しに行ってみようか。ここで立ち往生してても仕方ないと思うし」

    皆に提案してみる。
    「そうですね」とマシュが頷いたり、
    「ここだと敵にも見つかりやすいしね」とアーサーも承諾してくれた。

    アビゲイル「でもどっちの方向に行くの?」

    と聞かれて「うーん…」と考えて……

    ふと。
    これは直感に近いものだと思うのだけど。
    向こうの方に見える森がなんとなく気になった。

    立花「んー…じゃああの森に行ってみる?」

    「了解!」

    …と言う訳で森に向かうことにした。


    ─この選択はある意味正解で

    ある意味間違っていたのだと

    後に私は後悔する事になるのだけど

    未来の事なんてわかる筈もなく

    私達は森の奥へ進んでいった─

    • 5 sing 2018-07-23 22:33:14 Sg2OHsjubIzbGaX

      >>4

      ………

      奥へ、奥へと進んでいく。

      突然何かに襲われたりしないように、先頭にアーサー、後ろに武装したマシュ、真ん中に私、私の右側にナーサリー、左側にアビーという配置で進んでいく。
      ナーサリーとアビーとは手を繋いで。たぶん私を安心させる為にくっついて歩いている。

      小さい子の気遣いに可愛いなー、と思いつつ、
      なんだか情けないなー、しっかりしないと…と思いながら森の奥へと進んでいった。

      なんとなくで入った森だけれど日差しがあたって明るいし、この状況だけでもまるでただの散歩のような気がしてつい気が緩んでしまいそうになる。
      ナーサリーとアビーも楽しいのか可愛らしいお話を続けている。

      ナーサリー「ねぇ、カルデアに戻る前に花を摘みに行きたいわ!」

      アビゲイル「いいわね、それ!
      何処かにお花畑はあるかしら?」

      アーサーやマシュは一応警戒はしてくれているけれど、やっぱりこの雰囲気だと危険な感じもしないし特に問題も感じられないのか気は張ってない様子で、

      アーサー「そうだね。じゃあ調査が終わったら花畑を探してみようか」

      マシュ「ここら辺ではどのような花が咲いているのでしょうね?」

      と皆で談笑を続けている。
      もちろん私もその会話に参加。

      立花「綺麗な花を持って帰って皆でお茶会したいね」

      ナーサリー「それはいい考えだわ!」

      アビー「今から楽しみね!」

      と皆で笑う。
      もちろん私も笑う。


      ─奥底のちょっとした不安を書き消すように。


      …皆には言わなかったけど、この森に足を踏み入れた瞬間になんとも言えない感覚があった。

      何処からかの視線、
      よく解らない不安、
      沸き上がる恐怖。

      それはほんの一瞬の事で。

      つい周りを見回したけれど当然そこには何もない。

      突然立ち止まったのを不思議に思ったのか、「大丈夫ですか?」とマシュが訪ねる。

      気のせいだ、きっと気のせいだろうと思い、「なんでもない」と返したが、森に入ってからこの小さい不安が完全に消える事はなかった。

      むしろ奥に進めば進むほどに大きくなっている……ような気がする。

      いや気がするだけだから、うん…大丈夫だろう。
      皆がいるし。不安になることなんて…と考え事をしていたら…


      ガサッ


      茂みの方から音がした。

      不意に音が聞こえてついビクリと体を震わせる。

      皆も警戒を強めたようだ。

      マシュ「何か、いる…?」

      私の中の不安が大きくなる。

      つい手に力が入っていたのか、ナーサリーやアビーが心配そうな顔で私の顔を覗きこんだ。

      ナーサリー「大丈夫?マスター」

      アビゲイル「お顔が真っ白だわ」

      心配そうに見上げてくる2人。
      小さい子に心配させるなんてなー…と少し反省して、「大丈夫だよ」と笑顔を見せる。

      …自分でも解るくらいに固い笑顔だと思うけれど…

      アーサーは剣の柄に手を添えて何時でも戦闘が出来るようにしている。


      ガサガサッ


      ゴクリ、と私は唾を飲み込んだ。
      何が出てくるのか…と皆が思っていると…


      ?「あら?もしかして人かしら?」


      茂みから聞こえてきたのは、
      可愛らしい女の子の声だった。

      • 6 sing 2018-07-25 08:29:21 uycLXPs6BHgbx4

        >>5

        茂みを掻き分けて声の主が現れる。


        それは可愛らしい女の子だった。


        服装はナーサリーのようなゴス0のワンピース、金色の腰まである長い髪、瞳はサファイアのように青く、手にはピンク色のウサギのぬいぐるみを抱いている。


        ……可愛いなぁ。
        この子を見て真っ先に思ったのはそんなことだった。

        いやいや、先ずどうしてこんな所に女の子がいるのかを考えるべきだろうに…可愛いもの大好きな私はついこの子を見た感想を口に出そうとして飲み込んだ。

        マシュ「女の子…?」

        マシュの声を聞き冷静さを取り戻すように頭を冷やしつつ声をかけてみる。

        立花「えっと…こんにちは」

        なんで挨拶…と自分に苦笑する。心配の声をかけろっての。

        ?「あ、こんにちは。こんな所まで来て…貴方達は旅人なのかしら?」

        ニコリと彼女は返してくれた。

        …うーん、確かに旅人みたいなものだけど…なんて言おう…

        アーサー「うん、そうなんだ。ちょっと興味があってこの森に入った訳なのだけど…それより何故君はこんな所に?」

        考えていたらアーサーが少し前に出て答えてくれた。

        流石フェミニスト。質問に答えつつ相手の心配の言葉をかけるとは。自分が少し情けなく思えるよ。

        ?「ふふっ、この森の奥に屋敷があって、私はそこに住んでいるの。私にとってこの森は庭みたいなものなのよ。だから心配することはないの。ここにいる皆優しいから」

        と誇らしげに彼女は語る。
        「そうなんだ」とアーサー。

        …しかしこんな森の奥に屋敷があるなんてねぇ…

        なんて思いながらふと空を見上げてみる。
        さっきまで晴れていたのに雲が広がっていた。
        灰色の雲…これは一雨きそうだな…

        …と思っていた矢先。


        ポツリ


        と雫が私の頬に当たる。

        私の予想が当たったのか、ポツポツと雨が振りだしていた。

        立花「わ…どうしよう、降ってきた…」

        アビゲイル「さっきまであんなに晴れていたのに…」

        マシュ「先輩、それにナーサリーにアビー、私の盾を傘代わりにしますからこちらに」

        マシュが自分の持っていた盾を片手で上に持ち、傘のようにした。

        立花「ありがとう。あ、ついでに…」

        と彼女の方を見た。

        ?「気にしなくて大丈夫よ。それよりあの雲の色。嵐が来る色だわ。このまま外にいると危ない」

        と言い森の奥の道へ駆ける。

        ?「ついてきて。屋敷の方に行きましょう」

        言いながら彼女は走っていく。

        ど、どうしようか…

        少し迷っていたが、

        アーサー「行こうマスター。
        このまま嵐が来たらまずい」

        と真面目な顔で言われた為彼女についていくことにした。


        奥に進めば進むほどに雨音が強くなってくる。
        雨音を聞きながらふとこんなことを考えた。


        ─奥に進めば進むほどに強くなる雨。
        空はもうすぐ嵐が来そうな程暗い。

        …ここにレイシフトした目的、
        それはここの異常を確かめること。

        もしかしてこの雨…その異常と関係が?

        …だとしたらこのまま進んでいいものか─


        …な訳ないか…
        首を振って自分に言い聞かせる。

        これは偶然だ。天候は予想がつかなかったりするものだ。ゲリラ豪雨とかあったりするのだから。

        ─でも。

        何故かしらこの不安が消える事はなかった─

        • 7 sing 2018-07-27 22:42:02 uycLXPs6BHgbx4

          >>6

          奥へ進むごとに雨が酷くなっていく。
          森に入る前までは気持ちいいくらいに晴れていたのに。マシュの盾を傘代わりにしてるのに風が強く吹くものだから斜めに雨粒がかかって傘の意味をなしていない。びしょ濡れだ。
          ゴロゴロと空が鳴る。雷まで…

          不安が、現実になりそうな気がして、
          怖くなった。



          屋根が見えてくる。

          着いたのは立派なお屋敷だった。
          いかにもゴシックな雰囲気で、彼女にピッタリな…ってここまで来てそんな事考えられるの凄いな私、と自分に呆れる。
          不安でいっぱいの筈なのに図太いな、私。

          ?「さぁ、入って。皆だいぶ雨に濡れてるみたいだから、すぐにタオルを持ってくるわ」

          彼女は屋敷のドアを開けて奥に入っていった。

          マシュ「あ、ありがとうございます」

          立花「あー、びしょびしょだ…アビー、ナーサリー、大丈夫?」

          ナーサリー「え、えぇ、大丈夫よ」

          アビゲイル「私達、サーヴァントだもの。風邪なんてひかな……くしゅんっ」

          アーサー「このままだと皆風邪をひいてしまうね…早く中に入ろう」

          アーサーがドアを開けておいてくれる。
          マシュ、アビー、ナーサリーと屋敷に入っていく。

          立花「ありがとうアーサー」

          アーサー「気にしないで。さ、冷える前に」

          「うん」と頷いて屋敷に一歩踏み出す。

          瞬間─

          一瞬。

          一瞬だけれど、
          屋敷の中に赤黒いものを見た。

          赤黒く染まった床。
          壁にかかった蝋燭の黒い火がゆらゆら揺れている。
          白いものがたくさん転がっている。
          それは─人の足だったり、腕だったり、頭だったり。


          え。え。え。
          なにこれ。
          なにがみえてるの?

          あたまがいたい。
          あしがふるえる。
          はきけがする。


          色々と転がっているものの中に。
          一人、誰かが立っている。

          ゆっくり此方を振り返る。

          ─ニタリ

          とそれは笑って─


          「マスター?」


          ハッと我に帰る。
          アーサーが心配そうに顔を覗きこんでいる。

          アーサー「大丈夫?マスター。
          かなり顔色が悪いみたいだけど…」

          心臓がバクバク鳴っている。

          私は…心配かけたくなくて、笑顔で「大丈夫」と答えた。

          アーサー「本当かい?
          …あまり無茶はしないようにね」

          と私にタオルを手渡してくれる。
          気付いたら、彼女がマシュ達にタオルを配っているのが見える。
          「ありがとう」と私は笑顔を作って受け取った。

          ─一瞬見えた光景。

          いやあれは一瞬と言うのに無理があるような。

          数分の間こことは別の場所に飛ばされて見たような。

          だって─

          少し気分を落ち着かせて屋敷の中を見てみる。
          クラシカルな雰囲気が綺麗で、
          天井のシャンデリアがキラキラ光ってて、
          床の赤い絨毯を見たときはついドキッとしてしまったけど模様とか装飾がとても綺麗。

          さっき見たものとここは全く違う。
          だってここには蝋燭はなかったし。

          でも─

          さっき見たあれと、この屋敷の中。
          なんとなく内装が同じなような─


          ゾクリ


          いや。
          違う違う違う。
          そんな筈ない。
          気付いたら駄目だ。

          私の頭の奥が「止めろ」と言っている。

          だから私は…あまり深く考えないことにして、
          軽く、誰にも気付かれないように頭を振った。

          手渡されたタオルに顔を埋めてみる。
          暖かくて、フワフワで、気が休まる。

          ふぅ、と私は息を吐き出した。

  • 8 sing 2018-07-30 12:00:09 uycLXPs6BHgbx4

    (???視点)

    ─あぁ、なんて今日は良い日なの。

    久しぶりにお客様がいらっしゃったわ。

    女の人が二人、
    男の人が一人、
    女の子が二人…

    今までここに来てくれた人達の中で一番人数が多いような…うん、これは嬉しい誤算と言うものかしらね。

    でも…なんだか変な感じ。

    あの明るいオレンジの髪の人は普通の人とわかるのだけど…それ以外は普通じゃないみたい。
    なんだろう…人、じゃなくて…何かの霊?かしら。

    ふぅん。まぁ別にいいのだけど。
    霊でもなんでもいいわ。


    ─真っ赤な血を流すものなら、なんでも。

  • 9 sing 2018-07-30 12:29:49 uycLXPs6BHgbx4

    (立花視点…)


    彼女に案内されて入った部屋は客室だった。

    ?「お好きなように座って。お茶を淹れてくるわ」

    と彼女はパタパタと部屋から出ていこうとする。

    立花「あ、お構いなく…それに一人で大丈夫?」

    ?「いいのいいの。気にしないで。
    私、こうやってお客様を迎えるの、好きだから」

    笑顔で笑って彼女は部屋を出ていった。

    マシュ「先輩、ここはご厚意に甘えた方が良いのでは…」

    立花「うーん、そうなんだけど…」

    なんだかさっきから不安しかないんだよね…

    先程の光景が頭から離れないでいる。
    さっさと忘れてしまいたいのに、忘れられない…
    なんでだろう…と考えていると、

    アビゲイル「マスター、お顔が怖いわ」

    アビーが私のそばに来ていた。
    心配そうな顔を私に向けて見上げている。

    アビゲイル「なにかあったの?ここに来てからずっとそんな顔よ」

    「あ…」とつい声を漏らす。
    周りを見ると他の皆も心配そうにしていた。

    立花「あ…えっと…」

    …これは言うべきなのだろうか?
    さっきの光景を見て考えてるって。
    もしかしたらここの異常に関わっているのでは…と考えてるって。
    言うべき…なんだろうけど、確証がない。
    あれは幻かもしれないのに。


    アーサー「…まぁ、とりあえず座ろうか」

    私がぐるぐると思考を巡らせているとアーサーがそう切り出した。

    アーサー「雨の中で走ったから疲れが出てると思うし、考え事なら少しでも疲れが癒えた後でもいいと思うよ?マスター」

    …それも、そうか。

    走ってたから正直足が疲れてる。
    疲れてる時は集中力がきれやすく、考え事に適さない。というか今物凄く甘いものが食べたい…

    あの光景の事は気になるけど今はとりあえず…

    「そうだね」と頷きソファに座る。
    その私の両脇、右側にアビー、左側にナーサリーが座る。その向かい側のソファにマシュとアーサーが座った。

    座ってる間アビーとナーサリーが私の手を握っていて。恐らく私を安心させる為だろう。

    あぁ、また心配かけてしまったなぁ…
    私は軽く項垂れそうになった。

    でもこれ以上心配されたりしたくないな、と思った私は手を握ってくれているアビーとナーサリーの手を軽く握り返していた。
    子供ながらの暖かいぬくもりに自然と頬が緩む。

    ─不安が全て書き消えた訳ではないけれど。
    心の重圧が少し消えた気がした。

  • 10 名無し 2018-10-13 21:46:36 Np62iAyNDer37l

    Age

  • 11 名無し 2018-10-14 19:00:59 OxGNE3g5RVy6I5Q

    ageます

  • 12 名無し 2018-10-16 20:31:39 Np62iAyNDer37l

    Age

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