FGOの小説を書いてみます!

FGOの小説を書いてみます!
  • 1 彦星七 2017-02-28 13:44:20 Ikd7LJQ504XFJQa

    FGOの新宿編が最高で、それに感化されましたので、オリジナルの小説を書いてみます!
    ゲームでは新宿だったので、大阪梅田を中心としたストーリーにします!
    拙い文章で、わかりづらいところもあるかとも思いますが、温かい目で見守ってください。
    なおオリジナルサーヴァント等も登場させますので、そういうのが苦手・お嫌いな方はご容赦願います。

    • 2 彦星七 2017-02-28 13:47:47 Ikd7LJQ504XFJQa

      >>1

      ・新宿編の後の話ですが、新宿編のネタバレをするつもりはありません。
      ・主人公はぐだ男です。
      ・オリジナルサーヴァントの真名等は考察いただいて構わないのですが、それについて正誤をお答えすることはありません。ストーリーで明らかにしていきます。

  • 3 彦星七 2017-02-28 13:52:37 Ikd7LJQ504XFJQa

    「えぇえ⁉︎今度は梅田⁈」
    新宿からの帰還後すぐに、ダ・ヴィンチちゃんから次のミッションを告げられた。
    「いや、そんなに頭を抱えなくてもいい!新宿みたいに大きな問題には思えない。この前の贋作英霊のときみたいなレベルだろう。」
    「それめんどくさいやつじゃん...」
    ダ・ヴィンチちゃんは気楽そうに言うが、俺には話だけで気苦労しか感じられなかった。
    「でもこのような状況だ。些細なことでも放っておいたらどうなるかわかったものじゃない。君には迷惑をかけると思うが、引き受けてくれないかい?」
    ダ・ヴィンチちゃんの言うこともわかる...この状況だ。何がどうなるかわかったものじゃない...それにダ・ヴィンチちゃんもいたずらに俺を危険に晒そうとしているわけではないことは、今までの経験からわかっている。
    「まぁ、俺がどうのこうの言える問題じゃないからね。それでもう一回教えてもらっていい?」
    顔を上げて言う。そもそも俺には最初からNOとは言えなかったし、言うつもりもなかった。
    「ありがとう。ではもう一度説明しよう!今回の目的地は日本、大阪府大阪市。わかりやすい地名で言うと梅田だ。新宿ほどの異常ではないけど、心してかかって欲しい。」
    「梅田か...オッケー!」
    「先輩、頑張ってください!私も全力でサポートします!」
    マシュが真面目な顔で激励する。
    「カルデアにいるサーヴァントにも協力を要請しているから、大丈夫さ!気負うことはない!」
    ダ・ヴィンチちゃんはそう言うけど、予想外な出来事が起こるのが常だ...
    結局のところ、未知の体験をすることには変わりない。気合を入れていかなければいけない。
    「うん、ありがとう!じゃあ行ってくるね!」
    みんなに見守られながらコフィンに入る。

    「レイシフト開始します。3...2...1...」

    始まった。


    『英知激突都市梅田』

    • 4 彦星七 2017-02-28 14:00:27 Ikd7LJQ504XFJQa

      >>3

      「うわぁああああああ‼︎⁉︎」
      お約束だ...お約束の場所に飛ばされた...
      えっ...どこだって?

      空だ...

      大気の冷えを感じながら、落下している。
      『大変だ‼︎またカルデアのサーヴァントたちがはじかれた!』
      ダ・ヴィンチちゃんが叫んでいるが、今の俺にはどうしようもない...無力のまま墜落する...
      その時だった。
      背中を何かに掴まれた。鳥みたいな何かだけど、よく見えない...
      そのままその何かによって、ビルの屋上まで運ばれる。奇跡的に無傷だった。
      『マスター‼︎大丈夫ですか⁈』
      マシュが叫んでいる。
      「なんとか...何かが助けてくれた...」
      『それは良かったです...あと...』
      マシュの言葉が一瞬止まった。
      『先輩の真後ろにサーヴァント反応です‼︎』
      「えっ...⁉︎」
      マシュの言葉通り、後ろを見る。
      そこには確かに男が立っていた。
      動きやすそうな服に身を包んでおり、若くはないがそこまで歳をとっている感じでもなかった。そして特徴的だったのは、服のポケットからは石が見えていたことだった。
      「初めまして、ミスター。君が噂に聞いていたカルデアのマスターだね?」
      「あっ...はい...」
      男に言われるままに答えた。少し不気味だ。思わず距離を取りそうになる。
      「怖がらなくていい。私は君たちに敵対するつもりはない。それどころか実のところ、私も手を焼いていたんだ。」
      そう言いながら、男はビルの下を示した。促されるままにビルの下を覗く。
      「どうかな?おかしいところは見つけられるかい?」
      「おかしいって...これ...」
      どう見てもおかしかった。
      今は夜だ。それは間違いない。しかし目下の景色は昼の如く輝いている。いくら梅田といえど、明らかに異常な光の量だった。
      「本当に梅田なの...?」
      「その通り。ここは確かに梅田だが、梅田ではない。」
      男が言葉を続ける。
      「英知を誇る英霊たちがその才、実力を競っているのが今の梅田だ。言うなれば英知激突都市ということになる。」
      「英知激突都市...?」
      「その英知の結果としてこの景色がある。まぁ、詳しいことは下りてから見るとしよう。」
      男は近くの階段を促した。
      「ちょっと待って...あなたは?サーヴァントですよね?」
      まだこちらは男についてまだなにも知らなかった。
      「おっと、すまない。自己紹介が遅れていた。真名は少しわけがあってここでは話せない。あとで言うつもりだけどね。」
      そのわけも気になるところだが尋ねる前に、男は言葉を続けた。
      「クラスは教えよう、キャスターだ。と言っても私に魔術的なことは皆無に等しい。そもそも私は医者だからね。」
      魔術的なことは皆無。男はそう言ったが、かといって普通の者でもなさそうだった。
      「その石は...?」
      ポケットの中の石を指差す。最初見たときから気になっていたことだった。
      「うん?これかい?」
      そう言いながら、男は石を渡して来た。
      「これは私の趣味だ。何かわかるかな?」
      男が渡してきた石は本当に普通の石みたいだった。ただ変な模様と形があるだけの...
      「とりあえずここでは話が進まない。下りて実際に見てみよう。」
      男...キャスターに連れられるままに階段を下りた。

      • 6 彦星七 2017-03-01 22:41:06 Ikd7LJQ504XFJQa

        >>4

        「なにこれは...⁉︎」
        驚嘆の声が思わず飛び出た。
        だって明らかにおかしい...
        光がおかしい、眩しすぎる。視線がおかしい、監視カメラが多すぎる。人がおかしい、歩行者の半分はロボットだった。
        「これが今の梅田だ。英知の結晶としての都市として展開しているね。」
        「でもこれは人間が住める場所ではない...」
        「その通り。新技術・新発明を提供し続けた英霊たちは1度栓が緩むと止まらなくなる。彼らは意固地だから自ら止まることはないだろうね。」
        キャスターが街を見ながら言う。
        『うーん、実にセンスのない街だ。私ならもっとオシャレに梅田をアレンジして...』
        『ダ・ヴィンチちゃんは集中してください!』
        ダ・ヴィンチちゃんをマシュが注意していた。
        でもダ・ヴィンチちゃんの言う通りだ。
        センスがないし、この街は人間には無理がある。
        「じゃあ、俺たちが止めなくちゃ...」
        いつもの調子でその言葉を口にする。止めなければいけないという使命感があった。
        「すばらしい!さすがは世界を救ったマスターだ。言うことが違うね。頼もしい!」
        キャスターが歓喜の声を上げた。
        「私1人では無理があった。そもそも彼らと私では本質的に異なるものだからね。」
        キャスターが言葉を続けた。
        「本質的に異なる?」
        「研究対象の話だ。目指すものが違ったのだよ。」
        キャスターは淡々と語っていた。

        その時だった。

        『マスター‼︎付近に敵性反応!数は...15!囲まれています!』
        マシュの通信の声が荒ぶった。
        『この反応は...オートマタです!』
        その声と同時に15機のオートマタが梅田の街中を滑って来た。
        「オートマタ...」
        「英知の誰かが自分のシステムの防衛のために送ったものだ。まったく、我々を狙うとは...」
        キャスターが腕を捲りながらぼやいた。
        「キャスター、手を貸してくれる?」
        「えぇ、あなたをマスターとします。仮にも私もサーヴァントである以上は...」
        キャスターが石を握り、大きく振るう。
        すると大きな鮫みたいな生き物が、1機のオートマタに噛み付いた。
        「すごい!」
        「ありがとう。だがこうも数で来られると仕方がないね...宝具を使おう。」
        キャスターがそう言って、両手に石を握る。
        「監視カメラがある以上、宝具から真名。もちろん逆も然りですが、相手に露見する恐れがあるので極力避けたかったのだが...」
        そう言いつつも、両手の石を高く掲げた。
        「現るは古き覇者。大地を蹂躙し、繁栄を迎えしもの!今再び...『轟け、太古の咆哮(ロストワールド)!』」
        キャスターの叫びとともに、地が揺れた。
        地揺れに一瞬、顔を下に向けた時だった。
        何かが目の前に現れた。
        顔を上げる。
        そして驚嘆した...
        目の前にいたのは...

        「恐竜だ...」

        • 10 彦星七 2017-03-02 20:50:49 Ikd7LJQ504XFJQa

          >>6

          強大な恐竜。
          それが目の前でオートマタをなぎ倒していた。
          想定外であろう恐竜にオートマタは適応不能の反応を見せる。一方の恐竜は野生の本能のままに、異常反応を示すオートマタを文字通り粉砕していた...

          本当に信じがたい風景だった...
          光量が異常な梅田で、恐竜が大暴れしている。
          映画のような風景だった。
          『そんな...恐竜の召喚だなんて...』
          マシュも驚いていた。
          「タラスクみたいだね...」
          聖女マルタの宝具。竜タラスクが暴れる宝具である。まぁマルタが暴れることもあるけど...
          「でも竜の召喚なんて...」
          竜の召喚...かなり難易度が高いものだ。少なくとも魔術的なことは皆無と言い切るキャスターにできるようなことでは...
          『いや、あれは竜の召喚じゃないなぁ...』
          ダ・ヴィンチちゃんが冷静に分析していた。
          「竜の召喚じゃない⁉︎」
          『そうだとも!そもそもあの宝具はもっと単純だ。』
          「単純...」
          『あれは単に偉業の再現をしているだけだ。簡単に言うと「恐竜の発見」を再現しているにすぎないってことだ。』
          宝具は自身の偉業からなることからなることもある。例えばエジソンの宝具は自身の発明品がその根底にある。
          『ということは「恐竜の発見」を宝具にできる人間は数少ないってことだね。』
          『「恐竜の発見」に関わった人は...「恐竜」の命名者リチャード・オーウェン博士...』
          『まぁ、その線は薄いだろう。』
          『あとはウィリアム・バックランド博士...』
          『なくはないが、もっと堂々と誇ることのできる男がいないかい?』
          『はい。やはりイグアノドンを発見し、世界で初めて恐竜を発見した...』
          ついにキャスターの真名に辿り着いた。
          『ギデオン・マンテル博士です。』
          ギデオン・マンテル。名前は知らなくても、恐竜を世界で初めて発見した男といえば、その偉業は十分すぎる。
          「なるほど。その様子だと、私の真名に辿り着いたみたいだね。」
          戦闘を終えたキャスター...ギデオン・マンテルが話に混ざってきた。
          「いやいや、実は真名を伏せていたのは諸君を試していたのもあるが...」
          マンテルが一瞬下を向いた。
          「君たちを甘く見ていたようだね。非礼を詫びよう。」
          マンテルが右手を差し出してきた。
          それを握りしめて、強く振った。
          「かっこよかった!恐竜、最高です‼︎」
          純粋な感想だった。
          キャスターとしての実力は知らないが、宝具の格好良さはピカイチだった。
          「はははは!素直で良いね!それが新しい探究心へと繋がるんだよ。」
          『先輩は恐竜が好き...』
          『というより男は一度は恐竜が好きに成るものなのさ!』
          確かに多くの男性なら恐竜に1度は興味を持つものだった。
          「では紹介も終わったことだし、私が本拠にしているところに招待しよう。」
          「梅田の場所はわかるの?」
          「大丈夫...のはずだ。地下に降りれば...確か地下鉄の方の喫茶店に...ええっと看板は...東梅田?どこだここは...」
          「ダメじゃん...」
          当分は迷子になるみたいだ...

          • 13 彦星七 2017-03-03 19:15:24 Ikd7LJQ504XFJQa

            >>10

            「さて、迷うに迷ったわけだが無事に帰還はできたね。」
            「30分ぐらいかかったけどね...」
            梅田の地下を彷徨いながら、なんとかマンテルが本拠にしている喫茶店に辿り着いた。
            そこは地下通路の一角にある喫茶店だったが、今は休店しているみたいで、誰もいなかった。
            「さて、今の梅田の状況を説明しよう。」
            椅子に座りながら、マンテルは語り始めた。
            「先ほども言ったが、現在の梅田は英知を誇る英霊が、その頭脳を競っている。」
            「うんうん。」
            「私もその全体の概要を掴んでいるわけではないから、詳しいことは言えないが、彼らは共同関係にあるわけではなく、どちらかというと敵対関係という方が正しいのかもしれないね。」
            「なるほど...」
            「彼らのうち、1人についてはわかっている。トーマス・エジソンだ。」
            「うん...なんとなくわかっていた...」
            英知激突というぐらいだから、エジソンが出てきてもおかしくはない。むしろあの性格なら、自ら進んで来る可能性もある...
            『エジソンさんですからね...』
            『まぁ、彼なら来てもおかしくはない。』
            マシュとダ・ヴィンチちゃんも同じ反応だった。
            「うん?エジソンと知り合いなのかい?」
            マンテルが予想外だと言わんばかりの反応を示した。
            「うん、アメリカで色々とあって...」
            「なるほど、ならば彼自体についての説明は不要だね。早くて助かる。」
            マンテルは言葉を続けた。
            「エジソンは駅前の巨大家電量販店を本拠地にしている。彼らしいね。」
            家電量販店...確かに新商品とか言って自身の発明品を売っている姿は容易に想像できた。
            『駅前に家電量販店、確かに確認できました。』
            マシュがいち早く特定した。
            「彼らについて、今私が理解しているのはここまでだね。」
            マンテルが説明を終了した。
            『敵について理解しているのはありがたいね。さて、ここからどうするかだけど...』
            ダ・ヴィンチちゃんの言う通りだ。敵を知ったがどうするかは別の話だ...
            沈黙が漂い始めた時だった。

            プルルルル、プルルルル!

            店の電話が鳴った。
            「ボンジュール?」
            恐る恐る受話器を取った。
            「グワーン...プシュー...カルデアのマスターよ。」
            聞き覚えがある音・声がした。この蒸気音、駆動音は...
            「バベッジ!」
            「無事なようで安心した。我は梅田の一角で情報収集をしている。今から我が有する情報を伝えよう。カルデアにも繋ぐことを勧める。」
            「りょ...了解...!」
            ダ・ヴィンチちゃんに音を拾う準備をしてもらった。
            「では始める。ガシャガシャグワーン、グワーンガシャガシャガシャグワーン...」
            いきなり駆動音がした。
            「なにこれ⁉︎」
            『モールス信号か!』
            『流石バベッジさんですね...』
            バベッジ恐るべし...駆動音は鳴り続けた。
            「ガシャグワーン、グワーンガシャグワーングワーンガシャ...以上だ。傍受されている可能性もある。通信はあまりできないが、必要な時はここに連絡をいれる。」
            「ありがとう、バベッジ!」
            電話は切れた。
            『バベッジさんが提供した情報は...』
            『「梅田から少し歩いたところ、北新地の近くのビルにニコラ・テスラがいる。戦力が欲しいなら彼と合流をするように。連絡は終了している。」だって!』
            ダ・ヴィンチちゃんが言い終えた。
            「ニコラ・テスラ⁉︎」
            これまた知っている名前が飛び出した。
            「なるほど、知り合いだったら合流するほかないね。少なくとも私だけではろくに戦うこともできない...」
            マンテルの言う通りだ。戦力という点ならテスラは申し分ない。
            「よし、じゃあテスラと合流しよう!」
            次の目的地は定まった。

            • 16 彦星七 2017-03-04 17:58:59 Ikd7LJQ504XFJQa

              >>13

              「私の研究所を直接狙うとは、ははっ!愚かなことをしたな!」
              飛び散る電流の横、1人の紳士が椅子に座っている。
              その紳士を取り囲むように、機械の兵士が展開していた。
              「目標確認。連行セヨ、連行セヨ。」
              機械の兵士が命令通りに動こうとする。
              「まったく凡骨の考えることは、所詮底が見える。」
              紳士は悠々と椅子にもたれかかっている。
              「攻撃開始、攻撃開始‼︎」
              機械の兵士が、手の銃を紳士に向ける。
              「来るか!っはは!」
              紳士が高らかに笑った時だった。
              機械の兵士を電流が駆け。電流が流れて機械の兵士は中からスクラップになった。
              「想定外、想定外...」
              「想定外?ならば覚えておくがいい!これこそ人類神話である!」
              崩れた機械を見下ろしながら紳士は声高に笑う。
              「さて、この機械はどこへ捨てようか...」

              ...

              「うーん、迷ったね...」
              マンテルがぼやくのもわかる。とにかくビルが多すぎる...
              「なんだか似てるビルが結構ある...」
              北新地の近くといえど、似たようなビルばかりでどこにいるのか見当もつかない。
              『確かに先輩の言う通りです。こちらからも追ってますが反応が似たものばかりです。』
              カルデアのマシュも同じ反応だった。かといって地下道の魅惑にはまってしまえば、それで終わり。待っているのは迷路だった。
              『でも、テスラさんがここを選んだ理由もわかりますね。ここならば見つかることもありませんし。』
              確かにマシュの言う通りだった。
              味方だけではなく、敵の目も惑わすことができる場所だった。
              「確かにそうだけど...本当にどこだ...」
              あたりを見回した時だった。

              ドーーーーーン‼︎‼︎‼︎

              雷のような爆音が轟いた。
              『マ...マスター⁉︎今の音は...⁈』
              マシュの声が甲高かった。
              『だ...大丈夫ですか⁉︎』
              「うん、大丈夫だよ...」
              『よ...よかったです...あっ...!マスター!近くにサーヴァント反応です!』
              マシュが叫ぶ。
              確かにその通りだ。サーヴァントが視界に入った。
              「あれかな?」
              マンテルが尋ねてくる。
              「うん、あれだ...」
              ストレートに返した。
              ビルの屋上に立つ紳士。右手に雷電を纏い叫ぶ男。
              その男のもとへ機械化歩兵のようなものが、飛行しようとしていた。
              「ははははは!!!諸君!私を捉えるつもりならここまで来てみせよ!ここまで来れば我が雷電を示してみせよう!」
              煩いほどの声が辺りに響いていた。間違いない...Dr.ライトニング、ニコラ・テスラだ。
              『はい...テスラさんですね...』
              マシュも納得した。
              「テスラだったらあれぐらいの敵は大丈夫だろうけど、一応援護しようか...」
              「了解。私も戦い慣れをするとしようかな。」
              マンテルと2人でビルに近づいていった。

              • 19 彦星七 2017-03-05 18:14:22 Ikd7LJQ504XFJQa

                >>16

                なぜ私がこの都市に存在するのか...
                疑問は消えることはない。
                トーマス・エジソンやニコラ・テスラは人々に新しきを提供した英霊だ。この都市にいる他の英霊もそういう類いだと思う。
                ではなぜ私がこの都市にいるのか?
                私は患者の病を治し、合間を縫って趣味の化石を眺めていた男だ。確かに私の発見も人々に新しきをもたらしたかもしれない。だが、私のそれは太古の世界を示したのであり、彼らのような人々の利便性を高めたわけではない。
                わからない...
                最初にイグアノドンの化石を見た時と同じぐらいに謎だ...
                私が存在する理由...
                謎だ...

                ...

                「ふむ!ここが君たちの拠点ということか!」
                ニコラ・テスラと無事に合流を果たして、マンテルの本拠の喫茶店に戻ってきた。
                「なるほど快適な場所だ!」
                そう言いながら、テスラがカウンター席に腰かけた。
                『取り敢えずは目的を達成しましたね、マスター。』
                マシュの言う通りだ。テスラと無事に合流できたのは大きな成果だ。
                「諸君らについてはMr.バベッジから聞いている。そして私と合流したということは、諸君らはこの天才の力を欲しているというということだ!」
                断定されているが、確かにその通りだった。
                「博士!力を貸してください!」
                正直に頼んだ。
                「よろしい!ならばこの天才の力を存分に使うが良い!」
                声高らかにテスラが言い放った。
                『やりましたね!先輩!』
                その通りだ!これでこっちにはサーヴァントが2騎いることになる。
                『このダ・ヴィンチちゃんの頭脳もあるよ!』
                確かに知恵だけなら3騎分ある。
                『それで、次はどうされますか?マスター。』
                マシュが尋ねてくる。
                サーヴァントが増えたからといって、油断はできない。かといって、何もしなかったら、何も起こらない。
                今できることは...
                「エジソンを倒そう。」
                それだけだった。
                「確かに今できる範囲ならそれが最善だね。」
                マンテルも首を縦に振る。
                次の目的は決まった。そうとなれば...
                「だったら今日は寝よう。君には体力の限界がある。休めるときに休むことを、医者の立場から勧めるよ。」
                マンテルにそう言われた。確かにそれもその通りだ。
                『マンテルさんの仰る通りです。今日は休みましょう、先輩。』
                マシュにもそう勧められたら仕方がない。
                「おやすみ...」
                妥当エジソンを翌日に決めて、眠りに落ちた...

                ...

                「Mr.マンテル、この天才の頭脳を持ってしてわかったことだが、何か悩みがあるのではないか?」
                ソファで眠るマスターの横で、天才が口を開いた。
                「やはりお見通しだったか...実のところ、なぜ私がここに召喚されたのかが疑問で仕方がないんだ。」
                コーヒーを飲みながら、マンテルが答えた。
                「ふぅむ。なるほど、確かに難解な問題であるが...」
                テスラがマスターの寝顔を一瞬見て、言った。
                「彼に引かれるように出会った以上は、君にも役割があるのではないか?天才たる私の経験から、そう推測した。」
                コーヒーを飲むマンテルがそれを聞き、同じようにマスターの顔を見る。
                「確かにそうかもしれないね。この私でも役に立つことがあるのかもしれない...」
                人類に先進を広めた男と人類に太古を展開した男の対話はひっそりと続いたのだった。

                • 20 彦星七 2017-03-06 18:04:40 Ikd7LJQ504XFJQa

                  >>19

                  「よし、行こう!」
                  テーブルを囲んで、マンテルとテスラを見る。2人とも異議はないようだ。
                  『はい。目標はエジソンさんのいる家電量販店です。ここからだと、歩いて行けます。』
                  マシュが冷静に場所を示す。
                  『といっても、あのエジソンだからね...何もしてこないわけはないと思うんだよね...』
                  ダ・ヴィンチちゃんの意見も最もだった。アメリカで戦った時のエジソンはしつこいぐらいに、手強かった...
                  「ははっ!凡骨の行いなど天才たる私にとってみればたわいもないことである!」
                  腕を組みながら、テスラが笑う。確かに対エジソンにおいて、彼ほど適任はいないであろうと思われる。もっとも、こちらからしてもエジソンは天敵であろうが...
                  「だけど、Mr.テスラの言う通りだ。こちらは2騎のサーヴァントがいる。純粋な戦力としてはこちらの方が上だね。」
                  マンテルが頷く。
                  「もっとも私は、宝具を展開しないとどうしようもないけどね...」
                  「でも宝具がかっこいいからいいよ!」
                  それに1度恐竜を出してしまえば、そうそう負けることもないはずだ。
                  「よし!いくよ!」
                  準備は整った、ならば進むだけだ!

                  ...

                  「侵入者発見、侵入者発見!排除セヨ!排除セヨ!」
                  堂々と正面から入った俺たちを機械化歩兵が一斉に取り囲んだ。
                  「ははっ、来たぞ!では迎え撃とう!」
                  右手に雷電を纏いながらテスラが前進する。
                  発砲音が聞こえたかと思うと、囲んでいた機械化歩兵は一斉に機能停止した。弾丸はテスラの足元に転がっていた。
                  「たわいもない!」
                  腕を組みながら天才が吠えた。
                  「実に頼もしい。それにしてもあの早さで倒してしまうとは...」
                  マンテルが感心するように言った。
                  「これが私のスタイルである。と言ってもこれで良い!ここであの凡骨に君の宝具を知られるわけにもいかないだろう。」
                  テスラの言う通りだ。こちらの手の内は見せずにすむならそれに越したことはない。もう知られているのかもしれないが...
                  敵を潰しながら、堂々と最上階へと上がっていった。

                  ...

                  「ようこそ!私が誇る研究所へ!」
                  ライオン...もといエジソンが吠えた。
                  最上階。そこは大幅に改造されていて、機械やらなんやらが色々と設置されていた。
                  「君たちのことはよく知っている!私の設置したカメラに映ってくれていたからね!」
                  大きい声がフロア中に響いた。確かにこの家電量販店の中にも多すぎるほどに監視カメラがあった。
                  「初めまして、Mr.マンテル。畑違いではあるが、君の名は知っている。お会いできて光栄である!」
                  「私もだ、Mr.エジソン。君の名を知らない者はいないだろうからね。」
                  マンテルが応じた。
                  「それは光栄だ...だが納得がいかないことがある!すっとんきょう!なぜ貴様がいるのだぁああ!!!」
                  テスラに向けて、エジソンが吠えた。
                  「なぜ?やはり凡骨にはわからないか!私はマスターを得た!見るが良い!」
                  そう言いながら、テスラが俺の背中を押した。
                  「なぜ貴様がマスターを得たのだ‼︎納得がいかん!」
                  「さぁ?質の違いではないか?」
                  天才同士の喧嘩を呆れて見つめる。
                  『また始まりましたね...』
                  マシュも呆れているのがわかった。こうなるとは思っていても、やっぱりアホらしかった...
                  「我がマスターが貴様の愚行を止めると言ったのだ!ならば従うまでのことである!」
                  「愚行?何を言うか、すっとんきょう!私は我が英知を示しているまでのこと!」
                  「それが愚行である!」
                  テスラがエジソンに言い切った。
                  「よろしい!諸君が我が行為を愚行というのであれば、分かり合うことはない!ならばかかってくるがよい!」
                  エジソンが吠えた。
                  いつの間にか戦闘が始まった...

                  • 21 彦星七 2017-03-07 19:26:16 Ikd7LJQ504XFJQa

                    >>20

                    「おぉおお!!!」
                    エジソンが雷電を放ってくる。
                    「ぬんっ‼︎」
                    テスラが右手を左右に大きく振り払って、雷電を電流で受け止める。テスラの放った電流が見事にエジソンの雷電を打ち消した。
                    「ははっ!やはり凡骨のものでは私に及ぶはずもない!」
                    「ぬかせ!テスラァア‼︎」
                    エジソンが両手を広げながら吠える。その途端に爆音がフロア中に轟いた。あまりの爆音にテスラが一瞬動きを止めた。
                    「テスラ!覚悟おぉおおお!!!」
                    エジソンがテスラに飛びかかる。
                    その巨体がテスラに覆いかぶさろうとした時だった。

                    ドンッ‼︎

                    のっしりとした恐竜がエジソンにタックルをかます。エジソンはどうすることもできずに、壁まで弾き飛ばされた。
                    他でもない、マンテルの宝具だった。
                    「やはり私はイグアノドンが1番だね。1番確実に再現できる。可愛らしくないかい?」
                    自身で再現したイグアノドンを撫でながら、マンテルが微笑む。少しシワがあるものの、その笑顔は好きなものを楽しむ少年そのものの顔だった。
                    「可愛いというより、かっこいいかな。ところで、再現できない恐竜もいるの?」
                    さっきのマンテルの発言に引っかかるところがあった。
                    「うん?不可能はない。一応、今発見されている恐竜の知識は抑えてあるからね。でも簡単に再現できるのは私のイグアノドンとバックランド君のメガロサウルスだね。」
                    「なるほど...」
                    確かに自分で発見した恐竜が楽だというのはわからないこともない。
                    「簡単にいうと、私が直流のシステムを理解していようと、それが論外だと考えていることと同じである!理解できようと、利用するかどうかは別の話だ!もっとも、あの凡骨は私の交流を理解していなかったと聞くがね。」
                    テスラが会話に割り込んできた。エジソンを貶すことも忘れていかなったが、言っていることはよくわかった。確かにその通りかもしれない。
                    一方、壁ではエジソンが立ち上がるのが見えた。
                    「なぜ...諸君らがすっとんきょうの肩を持つのだだあ!」
                    「何を勘違いするか、凡骨!彼らが私の肩を持つのではない!私が!彼らの肩を持っているだけである!」
                    「結果は同じことではないか!」
                    「私をろくに貶せない男が、私のマスターを批判するのはやめたまえ!株を落とすだけだぞ、エジソン!」
                    天才がライオンに言い切った。
                    「Dr.ライトニング、かっこいい...」
                    純粋にテスラがカッコよかった。
                    『マスターの中のテスラ博士の評価が鰻登りです!これは...私もテスラさん派に...⁉︎///』
                    マシュがカルデアで慌てふためいているのがわかった。
                    「Nooooooooooo!!!」
                    ライオンが吠えた。
                    「なぜテスラの評価が上がり、私の評価が下がっているのだぁあ‼︎⁉︎」
                    「質の話である!」
                    「ほざけ!テスラァア!!!」
                    ライオンはもう周りが見えていなかった...
                    「こうなれば宝具を使用する!覚悟するのだ、すっとんきょう!!!」
                    エジソンが構える。
                    「そのようなことをすれば、評価を落とすだけだというのに、愚かである...」
                    テスラが呆れた。
                    「もっともその原因の半分は君にあると見えるけどね。」
                    マンテルがやれやれ顔で言う。
                    「それは仕方がないな!私が素晴らしいのは自明のことである!」
                    天才が高らかに笑った。
                    「そのようなことをぬかせるのも今だけである!」
                    エジソンが吠えた。
                    「貴様の宝具など、底が知れているが...」
                    「ほざけ、テスラ!覚悟するのだ!『W・F・D(ワールド・フェイス・ドミネーション)』!」
                    フロアが光に包まれた。

                    • 22 彦星七 2017-03-09 17:39:37 Ikd7LJQ504XFJQa

                      >>21

                      光が眩い。音が煩い。変なビルが見える。そのビルの真ん中の建物には「EDISON」の文字が堂々としている。
                      「どうだ!これこそ我が宝具である!」
                      ライオンが吠えた。
                      何回も見たことがある宝具だ。
                      「相変わらずセンスがない宝具だ!」
                      俺の横で天才が叫んだ。
                      「ぬかせ!テスラ!」
                      エジソンが叫ぶと、爆音が轟いた。
                      「うぐぅぅ...‼︎」
                      こんなの耐えられるわけがない。あと2回も喰らおうものなら、鼓膜が破れるのは時間の問題だ。
                      「ぬんんんっ‼︎」
                      ライオンの胸の真ん中の穴からビームが放たれる。7色の光線はまっすぐ俺たちに...
                      「ふんっ‼︎」
                      テスラが右手から電流を放出する。受け止めてはいるものの、明らかに押され気味であった。
                      「どうした!テスラ!口ほどではないではないか!」
                      エジソンは高らかに叫ぶ。
                      一方のテスラは苦々しそうな顔だった。
                      『まずいです!やはりエジソンさんの宝具のもとでは、さすがのテスラさんでも押し切れません!』
                      マシュが真面目に力量を図る。
                      「やっぱりここはエジソンの宝具を潰すしか...」
                      でも逆に壁にぶつかる。どうやって潰せば良いのか?
                      だがここでも口を開いたのは天才だった。
                      「私がエジソンを押さえよう!宝具を使用して、エジソンの魔力を消耗させる!」
                      確かにテスラの宝具ならば、エジソンとしても放ってはおけないはずだ!
                      「そこで頼みがある!Mr.マンテル、あの悪鬼にとどめを刺して欲しい。私ならば連続で宝具を放つことも問題ないが、君が攻撃する方が早い!」
                      確かにそれはそうだ。2人で攻撃をした方が確実だ。
                      「わかった。だが、まずは君に任せても良いんだね?」
                      マンテルが確認をとる。
                      「問題はない!私は星の開拓者である!」
                      そう言いながら、テスラが右腕を突き出す。
                      「神の雷電はここにあり!さあ!ご覧に入れよう!『人類神話・雷電降臨(システム・ケラウノス)』!」

                      ドゴォオオオ!!!

                      烈音が轟き、ビームのような電流が発射される。
                      「ノォオオ!!!」
                      エジソンがビームを放ち、電流を受け止める。だが、受け止めるだけで精一杯だった。
                      エジソンの七色のビームがテスラの電流を打ち消した。しかしエジソンは満身創痍であり、周りに展開していた宝具の世界も次第に色が落ちてきていた。
                      「今だ!Mr.マンテル!」
                      テスラが叫ぶ。
                      「了解した!借りるぞ、バックランド君!」
                      マンテルが石を振り上げる。
                      「現るは古き覇者。大地を蹂躙し、繁栄を迎えしもの!今再び...『轟け、太古の咆哮(ロストワールド)』!」

                      ドドドドドド!!!

                      エジソンの前に恐竜が現れる。それは温厚そうなイグアノドンではない。ただ餌に飢えた肉食恐竜、ザ・恐竜だった。
                      「なっ...なっ...⁉︎」
                      エジソンは驚き、慌てふためいているが、当の恐竜は知ったこっちゃないという感じだった。

                      ガプッ‼︎

                      そしてそのまま肉食恐竜はエジソンを丸呑みした...

                      • 23 彦星七 2017-03-11 21:32:14 DzsQ7HSgJRYLVo5v

                        >>22

                        恐竜が姿を消し、エジソンが床に落ちた...
                        「うわぁ...残酷...」
                        斬るでも射るでもない。食われて終わる、なんとも言いようのない光景だった。
                        「こればかりは仕方がないね...自然というのは時にはその恐ろしさをありのまま伝える...」
                        マンテルも同情するしかなかったようだ...
                        「悪鬼にはふさわしい末路だな...」
                        テスラがそう呟いたのを、エジソンは聞き逃さなかった。地獄耳というかなんというか...
                        「ほざ...け...テス...ラ...‼︎」
                        途切れ途切れの声でエジソンが言葉を紡ぐ。
                        「喋らない方が身のためだと私は思うぞ、エジソン。」
                        腕を組み、エジソンを見下ろしながらテスラが言った。
                        「貴様に...心配...されるこ...とはない...」
                        掠れそうな声をエジソンが絞り出す。
                        「それより...諸君らに告ぐ...今すぐ...ここを離れ...ることを勧める......すっとんきょうを救う...ことになるのは...癪だが...」
                        エジソンは光と消えた。
                        そして俺たち3人と、機能が停止した機械がフロアに残された。
                        『エジソンさん、消滅を確認しました。』
                        マシュが確実な情報を伝える。これでエジソンの脅威は消えた...
                        「それにしてもエジソンの最後の言葉...」

                        ‘ここを離れることを勧める’

                        「あれはいったい...」
                        「凡骨のハッタリに...」
                        テスラがそう言った時だった。
                        『マスター‼︎サーヴァントが急速接近してます‼︎』
                        マシュの叫び声が聞こえた。
                        「サーヴァント⁉︎何処...⁉︎」
                        この建物には俺とマンテルとテスラしかいないはず...
                        『これは...外です‼︎』
                        マシュの叫びに体が反応した。
                        とっさに窓から外を見る。そこには接近する飛行機が見えた。ジェット機やジャンボ機ではなく、かなり古みのある飛行機だが、まっすぐに俺たちがいるフロアを目指していた。
                        「あれか!ふんっ‼︎」
                        アーチャーのテスラが外に電撃を放つ。
                        しかし飛行機はすんのところで電撃を躱す。そしてそのまま大きく旋回した。
                        「私の電撃を躱すか!ははっ!凡骨よりは実力のある英霊と見た!」
                        テスラが大声で叫ぶ。どんな状況でも声のトーンが落ちないのは余裕からなのか、果たして...
                        「だが凡骨の言う通り、ここは離れた方が良い!あれは飛行機だ。Mr.マンテルの拠点ならば、むこうは入ってくるわけがない!」
                        テスラが冷静に判断した。
                        「そうか!確かにあの喫茶店なら...」
                        あそこは地下だから飛行機が入れるわけがない!
                        「だがどうやって脱出する?Mr.テスラ。」
                        マンテルが次の疑問を投げかけた。確かに階段で降りようにも時間がかかる...
                        「私が少しの間引きつける!その間にMr.マンテルはマスターを頼もう!私は単独行動のスキルがあるから、帰還は問題ない!」
                        テスラが声を張り上げる。確かにベストとは言える策ではないが、ベターな作戦だ。
                        「ありがとう。Mr.テスラ、よろしく頼みます。」
                        マンテルがそう言って、俺を抱き上げた。その顔は真剣であり、いたって真面目だった。
                        「えっ...えっ...⁉︎」
                        「マスター、少しの間辛抱してほしい。少しだけだからね。」
                        そう言って俺を抱いたまま、マンテルは窓から飛び降りた...

                        • 24 彦星七 2017-03-17 19:17:49 Ikd7LJQ504XFJQa

                          >>23

                          「落ちるぅうううう‼︎‼︎⁇⁇」
                          強い大気の冷えを感じながら、まっすぐ落下している。
                          もうダメだ...
                          そう思った時だった。
                          「‼︎⁉︎」
                          落ちていない...何かの上に乗っていた。
                          生き物...いや、翼竜だ!プテラノドンとかの類の翼竜の上に乗っていた。
                          「間に合ったようだね。」
                          マンテルが翼竜の背中を撫でながら言った。どうやらこれもマンテルの宝具みたいだ。
                          「さぁ、これで戻ろうか。」
                          マンテルがそう言った時だった。
                          『マスター‼︎そこは危険です‼︎すぐに離れてください‼︎』
                          マシュの叫びが聞こえた。
                          「どうしたの⁉︎敵のサーヴァントがいるの⁉︎」
                          『いえ、そこは...』
                          マシュの口から衝撃の言葉が飛び出した。
                          『大阪駅の線路の上です‼︎』
                          「まずい‼︎」
                          マシュが叫んだのとマンテルが反応したのはほぼ同士だった。マンテルの咄嗟の判断で翼竜の向きが地面から90度に変わった。その翼竜のギリギリのところを、電車が通過する。反応が遅ければあの鉄の塊に...
                          『マンテルさん、そちらもです‼︎』
                          「くっ...⁉︎」
                          翼竜が移動した先のホームでは、後ろから停車しようとする電車に迫られていた。
                          「マスター、掴まるんだ!」
                          マンテルのその言葉が聞こえた瞬間だった。前向きに飛んでいた翼竜が、空を目指すようになった。
                          とっさの方向転換で、振り落とされそうになる。だけど電車は躱せたようだ。
                          「これでもう大丈夫だ...」
                          大阪駅近くのロータリーに着地しようとした時だった。
                          『マスター!サーヴァント反応です‼︎』
                          マシュが再び叫ぶ。
                          『先ほどの飛行機です‼︎』
                          「なんだって‼︎⁉︎」
                          振り向くと、謎の飛行機が俺たちに迫っていた。

  • 5 椿芽 2017-03-01 16:01:48 J1bYflFqDvn0lQ

    ハリポッターみたいだ、…

    ふむふむ…良いねぇ

    • 7 彦星七 2017-03-01 22:42:37 Ikd7LJQ504XFJQa

      >>5

      ありがとうございます!

      そう言っていただけると励みになります!

  • 8 じじぃ 2017-03-01 23:09:52 GkgF731bHH84bCl

    いいねぇ、実にいい

    • 9 彦星七 2017-03-01 23:32:42 Ikd7LJQ504XFJQa

      >>8

      ありがとうございます!
      励みになります!

  • 11 椿芽 2017-03-03 03:24:40 J1bYflFqDvn0lQ

    小学生の時恐竜めっちゃ好きだったなー

    小さい頃の好奇心だった、…!

    • 12 彦星七 2017-03-03 13:45:16 Gf5qgDcREjGWDN0

      >>11

      恐竜かっこいいですからね!

      今でもテンション上がりますもん!

  • 14 椿芽 2017-03-04 05:49:39 J1bYflFqDvn0lQ

    アクセス数w

    流石、…!

    • 17 彦星七 2017-03-04 18:19:57 Ikd7LJQ504XFJQa

      >>14

      多くの方に読んでいただけてるってことですね!
      感謝しかないです!

  • 15 ふぇいます 2017-03-04 12:25:31 xqZKGLYNu8V0GtH

    すごい…
    一気に引き込まれてしまったよ

    • 18 彦星七 2017-03-04 18:21:09 Ikd7LJQ504XFJQa

      >>15

      ありがとうございます!
      まだまだ未熟ですが、頑張ります!

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