闇を切り裂くパラディオン

闇を切り裂くパラディオン
  • 1 sing 2019-02-26 12:10:07 JzfjsUlYXKkTVO1

    ─『大切』を守る為にその刃を振るう─

    ・『別スレ立ててやりたかった。
    誠に申し訳なく思っている』と作者は述べる─
    ・文章はそうまで長くない(筈)
    ・駄文で急展開・ご都合展開のため注意!
    ・マスターがヒロイン
    メルトリリスがヒーローみたいな感じ
    ・オリジナルキャラも出てくるので注意!
    (設定は特に考えてないけど…)
    ・基本は立花(ぐだ子)視点。時々メルト
    ・あんまし書かないシリアスです

    不快に感じたらブラウザバック!

  • 2 sing 2019-02-26 12:13:54 JzfjsUlYXKkTVO1

    ……

    …ここは何処だろう…

    ふと目を覚ましたら
    そこは何もない真っ白な空間だった

    カルデアの自室で寝ていた筈なのに、こうなっているということは…

    立花『…ここは夢の中、なのかな?』


    ─『ご名答!!』


    後ろから突然聞こえた声に振り返る


    ─『…あぁ、ビックリさせちゃった?
    ごめんね、配慮が足りなくて』


    後ろにいたのは女の子だった

    薄茶色の長い髪に真っ白のワンピースで
    何故か裸足で、私の後ろに立っていた


    ─『へへへ、
    こんにちは、カルデアのマスターさん!
    私のことは気軽に【ハク】と呼んでね♪』

    立花『は、はぁ…』

    異様にテンションの高い子だなぁ…と思いつつ
    恐らくこの状況の要因になっているであろう彼女に聞いてみる


    立花『どうして私をこんな所に止めたの?
    いや呼び出したって言った方がいいのかな…』

    ─『ん?聞きたい?聞きたいの?それはねぇ……』


    ─『お前が人殺しだからだよ』


    ピチョン、と水が落ちる音が何処かでして

    立花『え……』

    と聞き返す前に足元が揺らぐ

    下を見ればそこは黒い泥のようなものがいつの間にか広がっており、無数の手が私を掴んでくる

    立花『な……!?』

    ─『お前さぁ…今までたくさんの人殺してきた訳じゃない?忘れたとは言わせないよ?』

    …殺してきた
    それは…異聞帯の事だろうか

    ─『許されないよねぇ?
    許されるはずないもんねぇ?
    だからぁ?ここでボクが君に裁きを与えてやるのさ!!』


    …ズブズブと体が泥に沈んでいく
    無数の手に捕まれて身動きがとれず、とうとう口も塞がれた
    息ができない、苦しい

    だれか…たすけて…


    ─『助けを呼んだって無駄だよ。
    ボクは高等なモノだからね。あの夢魔でさえ手出し出来ないように結界は張っているのさ』


    そんな……

    軽い絶望が私の思考を止めさせる

    ここで…私は終わるのか……

    まだ…私には…

    やるべき、ことが…


    ─『じゃあね、カルデア最後のマスター。
    悪夢に溺れて死んじまえ』


    …私は、泥に呑まれながら

    ゆっくりと目を閉じた…

  • 3 sing 2019-02-26 12:17:36 JzfjsUlYXKkTVO1

    ………


    …カルデア、マイルーム…


    メルト「…マスターが目を覚まさない?」

    マシュ「はい…揺さぶっても全く…
    もしかしたら虚月館案件なのかもしれませんが…」

    メルト「ふぅん…」

    マシュ「あ、でもまだ憶測なので…
    色々とありましたから疲れが出ているのかと…」

    メルト「そう…それなら仕方ないわね…
    全く、せっかく来たのに…」


    …数時間後…


    メルト「…おかしい…」

    マシュ「はい…
    先輩、全く起きる気配がありません…」

    メルト「さすがにおかしいわよね?これって…」

    マシュ「…もしかしたら夢を見ていて、
    そこで何か起きているのかもしれません…」

    メルト「夢……そうね…
    それなら専門家に聞いてみましょうか」

    マシュ「ですね…!
    待っていてください、先輩…!
    必ず目覚めさせてみせますから…!」

    ……

    マーリン「マスターが目覚めない?
    それは私も気づいていたさ。介入も試みてみた。
    けれどどうしても入れない。
    入り口らしき所まで行けるのだけどね、その先、その奥まで行けないのさ。
    なんだか妙な結界が張られていてね。
    全く、夢魔である私を退ける程の結界だなんて聞いたことないよ」

    マシュ「そんな…」

    メルト「夢の専門家である貴方でさえ無理だなんてね…ソイツ、余程のヤツなのね…」

    マーリン「うーん…どうだろう。
    存在としてはちっぽけな筈…そんな気がするのだけれどね…
    それよりも、だ。このままだとマスターが危ない。『先』の方を見たのだけどね、真っ黒で何も見えなかった。中の様子も全く。ただ、ゆらゆらと蠢いていたから、マスターは恐らく『それ』に捕らわれて、それで目を覚まさないんじゃないかな。
    もしかしたら死ぬ可能性もあるかもしれないよ」

    マシュ「死ぬ…!?」

    メルト「…どうにか出来ない訳なの?」

    マーリン「出来てたら今頃マスターは目を覚ましているさ。私だって頑張ってはいるんだよ?けれどどれだけやっても先へ進めない。お手上げだよ」

    メルト「…っ」

    マーリン「うん、でもまだ諦めてはいけない。
    私も最善は尽くすさ。だからね、2人とも、暗い顔をしてはいけない。マスターが心配するから、ね」

    マシュ「…はい。
    私も何か出来る事を…探してみますっ!」

    メルト「………そうね」


    ……


    メルト「…けれど…」

    どうしたらいいの…

    私には夢に介入する力はない
    最優、最強のサーヴァントでも
    その場に居合わせられなければ居ないも当然…

    こんな時に…

    メルト「…どうしたらいいのっ…」


    ─カラン


    『…会いたい、の?』


    メルト「え─」

    幼子の声がして振り返る


    『…あの子は、あなたの、大切?』


    幼い少女
    薄茶色の、肩まである髪
    白いシャツに青いサロペット
    白く、大きな筆を抱えた少女


    『…開いて、あげる』


    スッと手を空中に掲げたかと思えば
    白く輝く扉が現れる


    『…この先に、あなたの大切がいるよ…』


    か細い声が、私の耳に届く
    とても、とても弱い声
    けれど、私の心が震わされるのを感じる


    『たすけて、あげて。
    あの子にとりついた闇を、あなたの光で』


    少女は真っ直ぐに私の目を見つめて…


    『切り裂いてあげて』

  • 4 sing 2019-02-26 12:29:50 JzfjsUlYXKkTVO1

    ………


    声が、聞こえる

    薄れゆく意識の中
    私に対しての声が

    それは『悲鳴』
    それは『非難』
    それは『罵倒』

    聞こえる声が
    私を責め立てる


    …あぁ、この声は全て
    異聞帯の人達の…


    【どうして】【何故】
    【死なねばならぬ】【消えねばならぬ】
    【私が何をした】【お前の方が異端だ】
    【人殺し】【全てを返せ】


    潰される

    言葉に潰されてしまう

    でも…あぁ、そうだ
    私は『壊してきた』
    私は『殺してきた』
    それに間違いはない

    なら、そうだ
    これは【報い】だ

    私が受けるべき【罰】なんだ


    ─【消エルベキハ オ前ダロウ?】


    …うん、そうだね…


    声に出せない言葉を吐き

    意識をゆっくりと閉じていく


    …これで、私は、もう…
    罪を0なくて…いいよね…?



    …『マスターっ!!!』


    閉じられた瞼の向こう
    もう見えない筈なのに
    何処からか、光が私の眼を照らす


    …『目を覚ましなさいマスター!!!
    …っ…!このっ、邪魔なのよっ!』


    向こうで聞こえる
    切り裂く音
    この音は、そうだ


    立花『─メル、ト…』


    …『…ったく!いい加減にしなさいよ!
    まだるっこしい!!』


    光が、一層強くなる
    眩しくて、でも何処か暖かい光に
    ゆっくりと目を開ける

    真っ黒な場所

    先に見える青白い光


    立花『─メルトっ!!』


    …『─あぁ、マスター。そこにいたのね。
    待ってなさい、今……このっ……!邪魔なモノを皆纏めて切り裂いてあげるっ!』


    ──ガッ

    固いものに鋭い刃が当たる音がする
    光が見えるその周囲の闇にヒビが入り始める


    …『…っ…もう少し…!』


    ヒビからも光が漏れる
    メルトの声が少しずつ大きく聞こえ始める


    …『アン、ドゥ、トロワ!


    ─ヴァリアシオン・パラディオン!!』


    ──ギィン…!


    甲高い音が響いて
    瞬間、強い光が私の全身を照らす
    逆光で見えない
    けれどそこに、目の前に居るメルトの姿を見て

    立花『─メルト…』

    深く、深く安堵した


    メルト『…良かった。
    まったく、簡単に捕らわれるんじゃないわよ、マスター』

    まだ私にまとわりつこうとする泥に完全に呑まれる前にメルトが私を引っ張り出してくれた

    闇の中に居たからなのか、体に力が入らずその場に座り込む

    耳の奥では未だにあの声が響いているけれど、先程よりは強くない

    メルト『大丈夫?マスター?』

    心配そうにメルトが顔を覗きこむ

    立花『…大丈夫。まだ頭が痛いけど…』

    メルトに支えられながら、メルトを抱き締めるような体勢になりながら立ち上がる

    私を取り囲んでいた泥は獲物がいなくなったと思ったのか、散り散りになって消えていった


    メルト『…あれが、マスターが起きれなくなった原因?』

    立花『…いや、それもあるけど…』


    ─『なんで、いる?』


    白い空間で、最初に聞いたあの少女の声が響いた
    顔は俯いていて見えない
    けれど私達、特にメルトに強い殺意を持ったような、そんな黒々しい雰囲気を感じられた

    メルト『…貴方なの?マスターをこの辺鄙な場所に捕らえたのは』

    少し憎々しげに質問するメルト
    それを見て少し不安になったのは、気のせいだろうか

    ─『質問に答えろよ。
    なんで、オマエがここにいるんだ?
    夢の中だぞ?他人の。
    普通の人間には入れない所だぞ』

    メルト『おあいにくさま。私は人間じゃないの。
    まぁそれでも夢の中だなんて、夢魔でもない限り無理だったのだけれど』

    ─『─なら尚更なんでっ!!』

    少女の怒鳴り声がここの空気を震わせる
    それに合わせて少女が顔を上げた
    目線が合う
    少女の目は血走っていて、今にも私を殺しそうに見えた

    ─『なんでここにいるんだよっ!?
    あんたにも不可能なんだろ!?
    そう言ったよなぁ!?なんで……なんでっ!?』

    なんで、なんで、と
    壊れたように繰り返す少女

    メルト『…こいつ、普通じゃないわね…』

    メルトの言葉に同意するように頷く

    いつの間にか私の夢の中にいて、私を闇に捕らえて
    それだけでも普通じゃないのは解ってる
    でもそれ以上に…なんだか…

    ─『なんで…っ……なんでいつもうまく…!?』

    少女が、とても不安定に見えた

    ─『また…っ…またかよ……またなの…?
    もうイヤ……またヤられる…殺、される…消える……』

    頭を抱え、よく解らない言葉を吐きながら
    少女は座り込む

    メルト『…行きましょう、マスター。
    目覚めればこんなヤツ…』

    少女に背を向け、立ち去ろうとメルトが促す
    私にもどうすれば良いかも思い付かず
    メルトに従い、歩きだした


    ─【行カセルカヨ】


    離れている筈なのに
    耳元で少女の声がした
    いや、少女だけではなく
    複数の人の声が重なって聞こえた


    ─【折角…折角マタ形ヲ持テタンダ】


    背後からズルズルと音が聞こえる

    振り返っちゃダメだ
    後ろには見てはいけないモノがいる


    ─【デモ1ツダトマタスグ消エチマウカラ…同ジモノヲ集メテ、1ツノ大キナモノニナッテ】


    ゴボゴボと、大きな気泡が弾ける音が響く

    振り返るな
    立ち止まるな
    前に進め

    そう思うのに、足が動かない
    まるで何かに貼り付けられたかのように

    メルト『…っ』

    メルトも同じように足を進めていなかった
    悔しげな顔をしているのが、見てなくても解る


    ─【ココマデノ力ヲ得タンダ。
    変ナ悪魔ヲ退ケラレル程ノ】


    ジュクリ、ジュクリと
    なんとも言えない不快音が頭を支配する

    たえきれない

    私はゆっくりと振り返る


    ─【ダカラセメテ─

    セメテ1人ダケデモ殺サセテ頂戴ヨォォォッ!!】


    …そこには、少女の姿は無い

    あるのは
    黒々とした、誇大化した泥の塊
    絶え間なく流れてゆく闇が
    この空間の真っ白な地面を蝕んでいく


    立花『───』

    言葉が、出なかった

    思考が、停止した

    …だから対応に遅れた


    泥の塊がから大きな手が生え、此方に伸ばしていた

    ボタリ、と腕から泥が落ちる
    落ちた箇所の地面に黒い穴が空く


    ─触れたら、死ぬ


    そう直感出来たのに─

    体が、動かない


    メルト『─下がって、マスター!!』

    メルトが私を庇うように前に立つ

    立花『メルト…!?』

    メルト『大丈夫、私を信じなさい。
    あんなヤツ、すぐに倒してみせるわ。
    だからほら…貴女は先に行きなさい。
    後ろに見えるでしょう?光る扉が。あれをくぐれば目覚められるわよ』

    確かに
    メルトが来ていた方の先を見ると
    アワアワと光の粒を纏わせている白銀に輝く扉が見えた

    立花『でもっ…』

    なんとなく、解る

    メルトじゃ、アレに勝てない

    私を纏った闇を切り裂けても
    あの泥は切り裂けない

    アレを見た瞬間に、そう悟った

    【アレにはどのサーヴァントであろうと勝てないのではないか】と


    手が、徐々に、徐々に迫ってくる

    メルト『ほら、早く!』

    メルトが私をドアへと急かす


    私は──


    立花『…メルトだけ置いていくなんて、出来ない』

    ギュッと、メルトの服の裾を掴む

    メルト『ちょ、マスター!?何言ってるのよ!?』

    メルトの言い分もごもっとも
    だけれど、私は…

    立花『大切な仲間を置いて逃げるのは、嫌だ』

    何を言われても構わない
    【享受】は幾らでもする
    でも、【逃げる】のは嫌だ
    確かに、戦略的撤退、とかは解るのだけれど
    どんな状況だったとしても、仲間を置いて逃げるのだけは…嫌だ

    今までの全てを、否定しているように思えたから

    立花『一緒に戦って、一緒に出よう』


    メルト『…バカなマスター』

    そう言いながらメルトは戦闘体勢に移る
    私も服の裾から手を離し
    令呪のある方の手に、もう片方の手を重ねた

    メルト『まぁ、
    それがマスターのいいところ、だものね…
    それじゃあ…綺麗に溶かしてあげましょうか!!』

    メルトの強い声が上がると同時に
    泥の塊も咆哮する

    伸びてきている手を
    メルトは脚で──


    『まって』


    切り裂こうとしていた所に声が響く

    小さく、けれど何処かしら強く感じる声

    メルト『この声は…』

    とメルトが呟いた瞬間


    ─【ギィヤアァァァァァァァァァァァ!!!!】

    目の前の視界が真っ白に染め上げられた
    いつの間にか壁が作られている
    ゆらゆらと、まるで水のように揺れる白い壁

    それに当たっているのかはここからでは解らないけれど、泥の塊の野太い悲鳴が聞こえる


    『これは、私がどうにかする』


    先程の声のする方へ振り返る
    そこには少女が立っていた
    先程見た、あの泥の塊がなっていた少女とは別の姿の


    『私が…どうにかしないと、いけないの』


    小さく、けれど意思の強い声


    『だから、あなた達は行って』


    と、光るドアの方を指差した

    メルト『何言ってるのよ!
    貴女なんかが敵う相手じゃ…!』

    『大丈夫』

    メルトの制止の声を遮り
    少女は小さく、けれど強く言う

    『私は、平気だから』

    そうニコリと微笑んで
    少女は前へ
    あの塊の方へ向かう
    手にしている大きな筆を軽く、静かに振り下ろし

    『さぁ、早く』

    振り向かずそう言いきった


    メルト『…っ…!
    わかったわ……ありがとう』

    そうお礼を言いながら私の腕を引っ張る

    メルト『ほら、行くわよ』

    立花『で、でも…!』

    メルト『大丈夫よ、本人がそう言っているのだし。それに…』


    何かを言おうとしていたところで咆哮が聞こえた
    そのおかげでメルトが何を言おうとしていたのかはわからなかった
    聞き返そうとも思ったけど、それは目覚めてからでもいいかと思い、メルトと共にドアの方に向かう


    ─【ギャ……!?
    オ、オ前ハ…ッ…『純白ノ殺人鬼』…!?】


    『……久しぶりに、聞いた。その…私の異名』


    ドアノブに手をかける最中
    後ろで会話が聞こえる


    『でも、私は、あなたと話す気は、ないの』


    ドアを押し、開ける
    潜る前に後ろの方に顔を向ける


    黒々とした塊に
    身の丈以上もある斧を振り上げる少女の姿が見えた


    『消えてね、ナイトメア。
    私達の、いつかの、過去の遺産達』


    呟かれたその声は
    酷く寂しげに聞こえた

  • 5 sing 2019-02-26 12:34:25 JzfjsUlYXKkTVO1

    ………


    …意識がゆっくり浮上していく
    馴染みの空気を吸いながら
    ゆっくりと目を覚ます


    メルト「…おはよう、マスター。
    気分はどうかしら?」

    立花「……メルト…」

    先程見ていた光景が朧気に感じながらも
    ゆっくりと体を起こす

    メルト「…といっても、悪夢の類い、だったものね…平気かしら?」

    心配そうな声色で聞いてくるメルトに
    「大丈夫だよ」と返事をしながら
    ベッドから足を下ろして立ち上がった

    立花「あれって……本当に夢、だったのかな…」

    メルト「そうね…夢ではあるけれど、現実でもあるのではないかしら?」

    「まぁ、確証はないのだけど」と苦笑する


    …そういえば

    立花「ねぇメルト、あの女の子って…」

    いったい何者なの?と聞こうとして
    メルトが口を開く


    メルト「あの子ね。私を貴女の所まで連れていってくれたのよ。貴女の夢の中に」

    そう言いながら部屋を出ようとするメルトについていきながら話を聞く

    メルト「貴女が目覚めないって、皆心配してたわよ。何か方法はないかってあの夢魔に聞いても無理だって言われたし」

    心配、かけてしまった…
    申し訳なさでいっぱいになる
    それに、あのマーリンでも入れなかったという事に驚いている
    あれは、そんなに強い個体だったのか…

    …いや、確かアレは【1つに集めて】と言っていたから、元は小さなものだったんだ
    それが集まってあれほどの力を持ったのだろう
    そう考えると…いったいどれ程の数が集まったのか…と少し怖くなった

    アレから感じられた
    【憎しみ】や【怒り】等の負の感情
    あれほどの力を得るなら
    恐らく万単位なのだろう

    …けれど、いったいどうすればそんなに…?


    メルト「あの夢魔が無理なら、私は何も出来ないでしょう?だっていくら万能でも、夢に入る事が出来ないなら助けられないし」

    カツカツ、コツコツと
    2人で廊下を歩いていく

    メルト「そう色々と考え込んでた時に、突然現れてたの。そして扉を作ってくれて、通ったら貴女の夢の中だったのよ」

    …聞いてみても不思議な話

    何故、その少女はそんな事が出来るのか
    何故、私を助けてくれたのか
    そも、あの子は人間であるのか
    いや、夢の中に入れるようにした時点でただの人間ではないことは明らかなのだけど


    立花「ねぇ、メルト…
    あの子は、メルトから見てどう感じた?」

    聞きたい事は沢山あるのだけれど
    とりあえず出てきた疑問を聞いてみる

    メルト「あの子?
    そうね…ただの人間ではない…というか、人間ではないでしょうね。それにサーヴァントでもない」

    ガヤガヤと声が聞こえる
    他のサーヴァント達が集まってる部屋に近づいてたようだ


    メルト「あの子はたぶん─


    私達アルターエゴのような作り物よ。
    それも神様が作った、ね」

    立花「え──」


    不意に告げられたメルトの言葉に
    私は無意識に声をもらしていた



    ───終

  • 6 sing 2019-02-26 12:36:53 JzfjsUlYXKkTVO1

    【作者コメント】

    リリスが宝具2になった喜びと衝動で
    1週間程使用して書き上げました(^_^;)
    書き終わった後の『なんだこれ』感が拭いきれません…(-_-;)

    出来たら感想を頂けると作者は喜びます…(*´-`)
    励みになります…

    • 8 sing 2019-02-26 13:37:31 JzfjsUlYXKkTVO1

      >>6

      一応オリジナルキャラの設定書いとこ…
      考えてない、と言ったな、あれは嘘だ(半分)

      ◯『』で会話してた人
      名前:シロ
      とある人に作られた人形(ドール)のひとつ
      クロの唯一のお姉さん
      (クロについては別SSの
      『もしも私の考えたオリ鯖がカルデアに召喚されたら(SS)』等にて参照)
      クロ以上に多くの人間を殺してきた『殺人鬼』
      根は人思いの優しい子
      ↓のを自らの手で消そうとしたのは贖罪のため

      ◯─『』や─【】で会話してた人(?)
      名前:ナイトメア
      シロ達の過去の遺産
      というより、シロ達によって消された(殺された)生命達の怨念の集合体
      口調がごちゃ混ぜになってたのはその為
      精神的に弱っていた(らしい)立花の夢の中に侵入して殺そうとしていたが、シロの手により消された

  • 7 藤波朝 2019-02-26 12:54:02 Xuam0IhztSM9l5kx

    アンリマユの様な物が神に捩じ込ませた。何処の星の神何だわ。

    • 9 sing 2019-02-26 13:45:26 JzfjsUlYXKkTVO1

      >>7

      コメントいただきありがとうございますm(_ _)m

      これを読んで一応のオリキャラ設定を簡単に書かせていただきました
      神様、というのは間違っておりません
      (↑で『人』に作られたと書いているけども)

      その人は創造主に近しい存在の者です
      複数いる創造主の1人が作ったのが【ドール(人形)】であり、『』の人なのです
      (という設定なのです(土下座))

  • 10 名無し 2019-03-21 20:33:12 WBVEDgH9zBwcnvq

    下がっていましたので、sing様が見落とされない様ageさせて頂きます

  • 11 名無し 2019-03-22 06:05:52 WBVEDgH9zBwcnvq

    age

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